3点間距離計測とは?
3点間距離計測というのは、現在地からレイアップ地点までの距離と、レイアップ地点からグリーンまでの距離の2つを同時に計測する機能です
GPSゴルフナビの場合、(B)地点をタッチすると、今いる(A)から(B)までの距離と(B)からピン(P)までの距離を同時に計測表示します。
この機能は非常に便利で、多くのシーンで活躍します。
例えば
- レイアップしたいけど、どれだけの距離を打てばよいか、残りは何ヤード?
- 100ヤード残したいけど何処にどれだけうてばいい?
- 隣のホールからフェアウェイに戻したいけど、何処にどれだけ打てばいい?
誰しも経験があるのではないでしょうか
最近ではコースレイアウトを表示するGPSゴルフナビでは、ほとんどのモデルで搭載されている機能です。GPSゴルフナビだと、画面をタッチするだけで計測してくれます
レーザー距離計でも3点間距離計測
GPSゴルフナビの場合、いわばコースを上から見ているようなものですから、それが可能となります。一方、レーザー距離計の場合は、レーザーが照射できる場所しか計測出来ない。
例えば打ち上げでグリーン面が見えないとか、崖下からフェアウェイまでの距離を測るとか・・・
そういった条件があるのですが、レーザー距離計でもGPSゴルフナビのような3点間距離計測ができるモデルが登場してきました。
日本で初めて見たのは2022年の夏ごろ、エジソンゴルフの『R2G MATE1』というレーザー距離計で、販売ページに「世界初!メイト機能搭載」と記載されていました。
2024年5月現在では、数少ないですが、以下のモデルに搭載されており、呼び名も様々です
image | メーカー | モデル名 | 発売日 |
---|---|---|---|
GOLFZON | キャディトーク キューブ |
2022年11月 | |
FineCaddie | FineCaddie J5mini |
2023年5月 | |
ショットナビ | ボイスレーザー GR Leo |
2023年10月 | |
FineCaddie | FineCaddie J5 RED mini |
2024年2月 | |
ボイスキャディ | LaserFIT (レーザーフィット) |
2024年4月 | |
FineCaddie | FineCaddie J7 mini |
2024年5月 |
GOLFZONのキャディトーク キューブではキャディモード(3次元距離測定)
FineCaddieではFineCaddieモード(三角測量)
ショットナビのボイスレーザーGR Leoでは3D計測
ボイスキャディのLaserFIT(レーザーフィット)ではBall to PIN (3点間距離計測)
といった具合です
この先、この機能を搭載したレーザー距離計が増えてくると思うので、いずれ統一した名称に定まってくるのではないでしょうか
レーザー距離計での計測方法
どうしてレーザーで3点間距離計測ができるのか?ですが、おそらく余弦定理の法則だろうと想像できます
(a)の距離を測って(b)の距離を計測するとその角度(c)も判るから、余弦定理の法則で(?)の距離が判るのだと思います。
高低差が計測できるモデルなら、(a)と(b)の高低差も計測できるので、(?)の距離と高低差を加味した目安距離も算出できるわけです。
R2G MATE1は高低差計測に対応しているのですが、口コミによると(?)の距離は直線距離で案内するようです。
他のモデルは高低差を加味した距離を案内するようです。
離れた位置からボールとピンの距離だけでなく、バンカーからバンカー、樹木からピンなどでも距離計測が可能になっています
参考までに、2024年5月現在、amazon・楽天・Yahoo!から、ポイントバック等を考慮した実質価格です。
価格やポイントバックは日々の変動がありますので、おおよその目安とみてください。
image | メーカー | モデル名 | 実勢価格 |
---|---|---|---|
GOLFZON | キャディトーク キューブ | 34,000 円 | |
FineCaddie | FineCaddie J5mini | 23,000 円 | |
ShotNavi | ボイスレーザーGR Leo | 43,000 円 | |
FineCaddie | FineCaddie J5 RED mini | 26,900 円 | |
VoiceCaddie | LaserFIT(レーザーフィット) | 26,000 円 | |
FineCaddie | FineCaddie J7 mini | 34,900 円 |