ボイスキャディのレーザー距離計を比較

VoiceCaddie(ボイスキャディ)

VoiceCaddieは海外のメーカーですが、三重県の『株式会社 ひさいスポーツ』さんが日本の総代理店となってキャンペーンやサポートなどを行っています。

日本国内で独自にブログやフェイスブック、インスタなどを展開しており、「サポートは?」「保証は?」といった海外メーカーにありがちな不安もなく、サポートや問い合わせは全て『株式会社 ひさいスポーツ』さんが行っているようです。

レーザー距離計の他、GPSゴルフナビやスイング測定器などのゴルフ用品を展開しています。

VoiceCaddieの特長としては、デザイン性の高さと機能の多彩な点だと思います。

GPSゴルフナビにしてもスマートウォッチのように普段使い出来るようなデザインとなっており、レーザー距離計にしても、従来の「計測器」といった感じではなく、スポーツカーやヨットなどをモチーフにしたスタイリッシュなデザインになっています

ボイスキャディのレーザー距離計ラインナップ

2024年4月現在、公式サイトには以下のモデルがラインナップされています

ボイスキャディのレーザー距離計 機能比較

image
モデル名 SL1 Limited
Edition
ボイスキャディ
CL2
ボイスキャディ
SL2
ボイスキャディ
TL1
LaserFIT
(レーザーフィット)
発売日 2019年11月 2020年9月 2021年10月 2022年9月 2024年4月
測定範囲 ~1,000yd ~700yd ~1,100yd ~1,000yd ~800yd
望遠倍率 6 6 6 6 6
サイズ(mm) 幅:108.4
高:75.3
厚:37.8
幅:103.0
高:65.0
厚:34.0
幅:108.7
高:77.4
厚:40.5
幅:108.6
高:70.0
厚:39.7
幅:86.2
高:56.2
厚:37.6
重量(g) 224.0 143.7 222.0 220.0 116.0
電源 充電式 CR2電池 充電式 CR2電池 充電式
ディスプレイ 黒LCD 2カラーOLED 2カラーOLED 2カラーOLED 赤黒LCD
ピンサーチ GPSピンアシスト ワンタッチピンモード GPSピンアシスト ピントレーサー ピントレーサー
高低差計測
ジョルト機能
GPS搭載
マグネット
3点間距離測定

ボイスキャディのレーザー距離計は、それぞれ個性があるものです。GPS機能を搭載したモデルやグリーンアンジュレーションまでも表示するSL2SL1 Limited Editionは、スワロススキーを装飾した個数限定のプレミアムモデル。コンパクトでデザイン性の高いCL2やマグネット搭載のTL1など

GPS搭載のレーザー距離計

レーザー距離計にGPSゴルフナビ機能が搭載されたSLシリーズですが、2018年モデルの「ハイブリッドGPSレーザーSL1」から始まり、2019年モデルのSL1、そして2021年秋にSL2 とモデルチェンジしています。

SL1 Limited Editionは、SL1 TourGoldの外装にスワロフスキーを装飾した世界限定500台というプレミアムモデル。こちらは、TourGoldと機能などは同じで、外見のみの違いです

機能的には2018年モデルのSL1には高低差計測のON/OFF切り替えが出来なかったのですが、SL1 TourGoldとLimitedでは新ルールに対応して切り替え可能に。

そして、2021年秋に『SL2』が登場。同じくGPS機能を搭載ですが、こちらはコースビューやグリーンビューなど、腕時計型GPSゴルフナビと同様な機能をもったパネルを搭載しました。

単体でもハイスペックなGPSゴルフナビを搭載しており、レーザー距離計の究極といった感じです

距離表示方法の違い

SL1とSL2は、レーザー距離計にGPSゴルフナビ機能が搭載されたモデル。
ゴルフ場に行って電源オンで自動的にゴルフ場とコースを認識します。余計な操作はいりません。

レーザー距離計にGPSゴルフナビの機能が搭載したメリットはこちらの記事を参考にしてみてください

ボイスキャディSL1ではファインダー下に数値で表示

ボイスキャディSL2ではGPSゴルフナビと同じ様に、コースレイアウトやグリーン形状、アンジュレーションまで表示します。
しかもタッチパネルで操作をおこなえ、より視覚的に確認することができます。

スタイリッシュでコンパクトなモデル

2018年発売の「コンパクトレーザーCL」から約2年ぶりのモデルチェンジで2020年9月に登場したのが「コンパクトレーザー ボイスキャディCL2」。
その名の通り、コンパクトでスタイリッシュな外観となっています。

更にもう一つ、CL2では従来の単純な高低差の補正距離ではなく、PGAやLPGAのプロのデータや蓄積された地形データなどから打つべき距離を案内するボイスキャディ独自の「V-アルゴリズム」によって適切な推奨距離を案内します。

ボイスキャディCL2についてはレビュー記事がありますのでこちらを参考にしてください

スタイリッシュでコンパクトなモデルとして、2024年には『ボイスキャディ LaserFIT』が登場。

スタイリッシュなボディで幅:86.2 高:56.2 厚:37.6のまさにカードサイズ。ボイスキャディ史上、最小最軽量モデルとなっています。

更に、初の試みで、レーザー距離計本体に「オンネーム」、名入れサービスをしてくれます。

3点間距離計測

最新モデルのLaseFITでは『3点間距離計測』の機能も搭載されています。

『Ball to Pin』という機能で、従来ならカートからボール位置までいってピンまでの距離を計測するのを、カート道など、離れた位置からでもボールとピンの距離の計測を可能にします。

バンカーからバンカーとか池の手前から奥までなど、ボールやピンに限らず計測が可能です

ボイスキャディSL2の場合はレーザー距離計の機能での計測ではないですが、GPSの画面からタッチするだけで計測が可能となっています

マグネット搭載モデル

2022年9月に発売の最新モデル「ボイスキャディTL1」では本体サイドに強力マグネットが搭載されました。

カートの金属部分や専用のホルダーなどに磁石で取り付けられるのでコース内の移動やケースからの取り出しのわずらわしさが無くなります。

クラブを数本持ってセカンド地点へ。ショットの際に余分なクラブを置いて、そのまま置き忘れなんてよくありますね。レーザー距離計も同じです。

その点、マグネットがあると、その置き忘れがかなり減少します。なにより、ケースからの出し入れや移動の際の置き場所に困りませんよ

ピンシーク

GPSが搭載されたSL1とSL2では、GPSピンアシスト機能が搭載されています。GPSの位置情報とレーザーで、ストレスなく確実にピンフラグを捉える機能となっています。

ボイスキャディTL1とLaserFITでは、『ピン・トレーサー』機能を搭載しました。
従来のレーザー距離計に比べ、圧倒的に早く正確な距離計測を実現。実際に手にとって測定してみると、その違いがはっきりとわかるはずです。

ディスプレイ

SL1は黒色LCD、他のモデルはオレンジと緑の2色OLEDを採用。明るさも6段階に調整できるようになっています。

価格

2024年4月現在、amazon・楽天・Yahoo!でのポイントバックを考慮した実質価格の最安値です。

価格とポイントは日々変動がありますので、おおよその目安としてください。

まとめ

こうして1つ1つ比較してみると、それぞれ個性があって面白いですね。

僕の個人的な印象ですが、スワロフスキーのSL1は贈り物用に。お財布に余裕があればSL2。女性にはCL2やLaserFIT。コースでの使い勝手を考えるとTL1といったところです。

やはり、SL1やSL2のように、レーザー距離計にGPSゴルフナビ機能が搭載された機種というのは良いです。正直、SL2一台ですべて賄えますからね。
SL2にいたっては、レーザー距離計の最終形といった感じで、これ以上のモデルがこれから登場するかといったら難しいかもしれません。でも期待してます。各メーカー様、がんばってください

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