ブッシュネルのレーザー距離計を比較

2025年3月現在、ブッシュネルの公式サイトでは以下の6モデルがラインナップされています

ピンシーカーシリーズ

ブッシュネルのピンシーカープロXシリーズは2024年モデルのプロX3プラスジョルトまで、4モデルが登場しています。

2014年に初期のピンシーカープロXジョルト、2017年にピンシーカープロX2ジョルト。そして2022年10月にピンシーカープロX3ジョルトとなって、プロXシリーズの最新モデルが2024年4月発売のピンシーカープロX3プラスジョルトとなっています。

プロX2ジョルトとプロX3ジョルトの間、2019年に登場したのがピンシーカープロXEジョルトとなっています

ツアーVシリーズは、ノンスロープモデルとして2014年にピンシーカーツアーV3ジョルト、2016年にピンシーカー ツアーV4ジョルト とリリースされていますが、ルール改正があった2019年以降は、 2020年にピンシーカーツアーV5として、スロープモデルとノンスロープモデルが登場。ノンスロープモデルのピンシーカーツアーV5ジョルトをスリムにしたのが2022年発売のピンシーカーツアーV5スリムジョルト。V6としてバージョンアップしたのが、2024年モデルのピンシーカーツアーV6ジョルトとなっています。

ツアーVシリーズのスロープモデルでは、ツアーV5シフトジョルトをスリムにしたのが2021年発売のピンシーカーツアーV5シフトスリムジョルト。最新モデルのピンシーカーツアーV6シフトジョルトは2020年モデルのツアーV5シフトジョルトのバージョンアップモデルという位置取りになります。

ブッシュネルのピンシーカーツアーシリーズ

2024年3月にはブッシュネル史上最もコンパクトサイズとなるA1スロープジョルトが登場。
半年後の9月には、レーザー距離計としては珍しく外観にベージュを主体にしたA1スロープマロンをリリース。

スペックを見ると機能やサイズは同じようです。レーザー距離計もデザインを重視するようになってくる予感がします。

ブッシュネルのレーザー距離計 機能比較

モデル名 ツアーV
5スリムジョルト
ツアーV6
シフトジョルト
A1
スロープジョルト
プロX3
プラスジョルト
ツアーV
6ジョルト
A1
スロープジョルト
マロン
発売日 2022年10月 2023年7月 2024年3月 2024年4月 2024年5月 2024年9月
サイズ(mm) 114x76x40 114x78x40 95x60x36 120x82x45 114x78x40 95x60x36
重量(g) 208.0 236.0 139.0 340.0 230.0 139.0
体物レンズ(mm) 23.5 24.0 18.0 26.0 24.0 18.0
ひとみ径 4.0 4.0 3.0 3.7 4.0 3.0
アイレリーフ 16.0 16.0 16.0 15.0 16.0 16.0
測定範囲 1300yd 1300yd 1300yd 1300yd 1300yd 1300yd
望遠倍率 6 6 6 7 6 6
高低差計測
スロープスイッチ
エレメント機能
ホームエレベーション
マグネット
ウィンド機能
ピンシーク Wジョルト Wジョルト ジョルト Wジョルト Wジョルト ジョルト
ディスプレイ 黒LCD 黒LCD 黒LCD 黒LCD
赤色Hコントラスト
黒LCD 黒LCD

サイズと最大計測距離

サイズも以前に比べると、かなりコンパクトになってきているという印象です。最近のレーザー距離計は小型軽量の流れになっていて、2024年3月発売の「ピンシーカーA1スロープジョルト」もブッシュネル史上の最小最軽量となっています。

倍率はピンシーカープロX3プラスジョルトが7倍。他のモデルは6倍。

アリレリーフも全モデル15.0mm以上と、眼鏡やサングラス派の方でも心配はないかと思います。

全てのモデルで最大測定範囲が1,300ydと、非常に安定したスペックです。

ピンシーク機能が有効なのは、最大測定範囲の25%~40%ほどと言われているので、最大計測範囲が1,300ydだと最大でも520ydまでがピンシーク機能が使える範囲になります。

ブッシュネルのモデルは全て最大測定範囲が1300ydとなっています。なかでもプロX3ジョルトはピン測定可能距離が600ydまでとなったようです

スロープ機能とエレメント機能

直線モデルのピンシーカーツアーV6ジョルト・ツアーV5スリムジョルト以外のモデルはスロープ機能を搭載。ピンシーカーA1スロープジョルト・マロンは当初はスロープ機能の切り替えはできなかったのですが、ファームウェアのアップデートで切り替えができるようになったようです。

他のモデルはスロープ機能のON/OFFの切り替えもスロープスイッチで行えます

ピンシーカープロX3プラスジョルトは、スライドスイッチにスロープロックシステムも搭載されています

エレメント機能

『エレメント』機能を搭載しているのはプロX3プラスジョルトのみ

エレメント機能はピンシーカープロXEジョルトに初めて搭載された機能で、従来のスロープ機能に加え、気温や気圧を考慮して推奨距離を表示する機能です。

更に、ピンシーカープロX3プラスジョルトではプレイするゴルフ場の標高に応じて「打つべき推奨距離」に反映する『ホームエレベーション機能』も搭載されています。

ダブルジョルト

全てのモデルにジョルト機能(バイブレーション)が搭載されています。

A1スロープジョルト・マロンの2モデル以外はダブルジョルト機能を搭載

ダブルジョルトはビジュアルジョルトとも呼ばれ、測定完了時に、従来のジョルト機能に加えファインダー内にリングでもお知らせします。体感と視覚で測定完了が把握出来る機能です。

マグネットマウント

マグネットマウントは本体に強力磁石を内蔵しており、カートの柱などの鉄素材に装着出来るようになっています。

残念ながら、ピンシーカーA1スロープジョルト・マロンにはマグネットの搭載はなし。他のモデルは、すべて搭載されています

ディスプレイ

全てのモデルで黒色LCSを採用。ピンシーカープロX3プラスジョルトには黒色LCSと赤色コントラストを採用し、切替も可能となっています。

ウィンド機能

ピンシーカープロX3プラスジョルトのみ、ウィンド機能を搭載。

アプリとの連動することにより、風向き・風速をディスプレイに表示
「打つべき推奨距離」とともにアゲインスト・フォロー・横風・風速が表示され、ショットに必要な情報を瞬時に把握できます

実勢価格

2025年3月時点での、楽天・amazon・Yahoo!での実勢価格です

img モデル名 実勢価格
ツアーV5スリムジョルト 49,000 円~
ツアーV6シフトジョルト 46,000 円~
A1スロープジョルト 33,000 円~
プロX3プラスジョルト 58,000 円~
ツアーV6ジョルト 46,000 円~
A1スロープジョルト マロン 35,000 円~
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