レーザー距離計も今や「高低差計測と、高低差を考慮した推奨距離案内」というのが当たり前になってきて、これからどのような方向に向かっていくのでしょうか。
最近目につくのがレーザー距離計本体の小型軽量化。
数年前は「手のひらサイズ」というのが小型化の代名詞のようでしたが、最近では「カードサイズ」が基準になりつつあります。
クレジットカードやキャッシュカードのサイズといえば横85.60mmx縦53.98mm。その大きさと同じサイズのレーザー距離計となると想像以上に小さいものです。
今年3月に発売された、ブッシュネルの「ピンシーカーA1スロープジョルト」にしても95x60x36という、ブッシュネル史上最少最軽量といいます。
また、4月半ばに発売のNikonの「COOLSHOT 20i GⅢ」にしても、Nikonでは軽量最小ボディということらしいです。
同じ4月に発売のボイスキャディの「LaserFIT(レーザーフィット)」も、ほぼクレジットカードと同じサイズで、ボイスキャディ史上最少モデルとなっています
もう完全に流れは小型軽量という方向へ進んでいるなと感じます。
では、今現在、小型軽量のレーザー距離計というのはどのようなモデルがあるのか、また、機能や性能はどうなのか、比較検討してみようと思います。
コンパクトなレーザー距離計のトップ10
image | メーカー | モデル名 | 発売日 | 横x高x厚 | 体積 |
---|---|---|---|---|---|
GOLFZON | キャディトーク ミニオン | 2024年2月 | 92x45x29 | 120.1 | |
ショットナビ | レーザースナイパー ナノ | 2021年12月 | 89x50x30 | 133.5 | |
GOLFZON | キャディトーク キューブ | 2022年11月 | 89x54x28 | 134.6 | |
ゴルフバディ | GB LASER atom | 2021年11月 | 84x57x31 | 148.4 | |
ショットナビ | レーザースナイパーRays | 2023年10月 | 92x56x32 | 162.3 | |
ショットナビ | レーザースナイパーRays GR | 2024年2月 | 92x56x32 | 162.3 | |
ゴルフバディ | aim L12 QUANTUM | 2023年4月 | 95x47x37 | 164.0 | |
GOLFZON | CaddyTalk minimi | 2020年7月 | 92x58x31 | 165.4 | |
GOLFZON | キャディトーク ミニミ LT | 2021年9月 | 92x58x33 | 176.1 | |
ボイスキャディ | LaserFIT(レーザーフィット) | 2024年4月 | 98x58x34 | 193.0 |
「横幅x高さx厚み」での体積です。横幅、高さ、厚みは本体の最も長い部分の数値です。
実際はレーザー距離計本体の形状の違いがありますので、正確な体積ではありませんが、目安として見てください
では、小さくて軽いというモデルはどうでしょう。単純に、「幅x高さx厚みx重さ」で数値化したものを小さい順にランキングしたトップ10です。
img | メーカー | モデル名 | 横x高x厚x重 |
---|---|---|---|
GOLFZON | キャディトーク ミニオン | 11.9 | |
ショットナビ | レーザースナイパー ナノ | 15.0 | |
ゴルフバディ | GB LASER atom | 18.6 | |
ショットナビ | レーザースナイパーRays | 18.7 | |
ショットナビ | レーザースナイパーRays GR | 18.8 | |
GOLFZON | キャディトーク キューブ | 18.8 | |
ボイスキャディ | LaserFIT(レーザーフィット) | 21.1 | |
GOLFZON | CaddyTalk minimi | 22.3 | |
GOLFZON | CaddyTalk minimi LT | 22.7 | |
ゴルフバディ | aim L12 QUANTUM | 23.5 |
ここでも、キャディトークミニオンが頭一つ抜けて小型軽量になっているようです。
小型軽量モデルの機能比較
メーカー | モデル名 | 最大測定範囲 | 望遠倍率 | 電源 | 高低差計測 | 外部可視 | ジョルト機能 | ディスプレイ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GOLFZON | キャディトーク ミニオン | 765yd | 6 | 充電式 | ○ | ○ | 黒LCD | |
ショットナビ | レーザースナイパー ナノ | 1093yd | 6 | 充電式 | ○ | ランプ | ○ | 黒LCD |
ゴルフバディ | GB LASER atom | 880 yd | 6 | 充電式 | ○ | ○ | 黒LCD | |
ショットナビ | レーザースナイパーRays | 1640yd | 6 | 充電式 | ○ | ランプ | ○ | 黒LCD |
ショットナビ | レーザースナイパーRays GR | 1640yd | 6 | 充電式 | ○ | ランプ | ○ | 2色OLED |
GOLFZON | キャディトーク キューブ | 1094yd | 6 | 充電式 | ○ | ランプ | ○ | 2色OLED |
ボイスキャディ | LaserFIT(レーザーフィット) | 800yd | 6 | 充電式 | ○ | ○ | 2色OLED | |
GOLFZON | CaddyTalk minimi | 1312yd | 6 | 充電式 | ○ | ランプ | ○ | 黒LCD |
GOLFZON | CaddyTalk minimi LT | 1300yd | 6 | 充電式 | ○ | ランプ | ○ | 黒LCD |
ゴルフバディ | aim L12 QUANTUM | 880 yd | 7 | 充電式 | ○ | ランプ | ○ | 黒LCD |
最大計測距離
最大計測距離をみると、これだけ小型になっても、800~1000yd前後まで測定可能と、ポテンシャルの高いモデルが目につきます。
ショットナビのレーザースナイパーRays やRaysGRの2モデルなどは、最大計測距離が1600yd超えのハイスペックモデルとなっています。
望遠倍率はゴルフバディのaim L12 QUANTUMのみが7倍、他は全て6倍となっています
高低差計測
すべてのモデルで高低差計測と目安距離の案内が可能。
競技モードにも対応しており、外部からのモード可視はランプで判別できるモデルが多いです
電源
電源は全てUSB充電の内臓充電式。軽量化を求めると当然かなと思います
ディスプレイ
ショットナビの「レーザースナイパーRays GR」と「ボイスレーザーGR Leo」、GOLFZONの「キャディトーク キューブ」、ボイスキャディの「LaserFIT(レーザーフィット)」の4モデルに赤緑の2カラーOLEDが採用されています。
他のモデルは黒色LCDを採用
実勢価格
2024年4月現在、amazon・Yahoo!・楽天でポイントバックを考慮した実勢価格です。価格やポイントは日々変動がありますので、おおよその目安とみてください
img | メーカー | モデル名 | 実勢価格 |
---|---|---|---|
GOLFZON | キャディトーク ミニオン | 24,000 円 | |
ショットナビ | レーザースナイパー ナノ | 22,000 円 | |
ゴルフバディ | GB LASER atom | 20,000 円 | |
ショットナビ | レーザースナイパーRays | 22,000 円 | |
ショットナビ | レーザースナイパーRays GR | 38,000 円 | |
GOLFZON | キャディトーク キューブ | 38,000 円 | |
ボイスキャディ | LaserFIT(レーザーフィット) | 28,000 円 | |
GOLFZON | CaddyTalk minimi | 14,000 円 | |
GOLFZON | CaddyTalk minimi LT | 16,000 円 | |
ゴルフバディ | aim L12 QUANTUM | 26,000 円 |