ボイスキャディLaserFITをレビュー 小型軽量と3点間距離計測 実際はどうなの?

小型軽量と3点間距離計測

最近、各社メーカーから発売されたレーザー距離計をみると、「小型軽量」のモデルが非常に多くなりました。

以前からレーザー距離計を使っている私などは、実際に手に取ってみると、その小ささと軽さに驚くほどです。

2024年4月に発売されたボイスキャディの『LaserFIT』も、小型軽量のトップ10に入るほどのモデルです。

実際のラウンド中では、レーザー距離計の機能や使い勝手を試すには、なかなか難しいでのですが、今回、女子プロゴルフのトーナメントに観戦に行った機会があったので、LaserFITを使いまわしてみました。

平日ともあって、ギャラリーもまばら。場内のカメラ撮影は禁止ですが、離れたところで・・・

3点間距離計測

以前から気になっていた『3点間距離計測』ですが、最近、すこしづつですが搭載するレーザー距離計も増えてきました。LaserFITもそのひとつ。

おそらく、どのモデルもモードボタンなどで「3点距離計測」のモードにして、ボールを測定ピンフラグを測定=「ボールとピンフラグの距離を表示」という感じになっていると思います。

LaserFITの場合は『Ball to Pin測定』といって、モードボタンを押すとBall to Pinモードに入ります

ボールとPのアイコンが表示され、最初にボールアイコンが点滅(1)。ここでボール位置を測定すると今度はピンアイコンが点滅してピンフラグを測定(2)

すると、ボールとピンフラグの直線距離と高低差を加味した目安距離が表示される(3)といった具合です。

これが、なかなか良いです。

ラウンド中はカートからボールの位置にいかなくとも残り距離を計測したり、レイアップしたいところからピンまでの距離を計測したりとか、使い道はいろいろあると思います。

今日のようなトーナメント観戦の時は、セカンド地点にいるとボールとピンフラグまでの距離がわかるから「あと何ヤード?」とか「ティーショットが何ヤード飛んだ?」といったことがわかり、結構面白かったです。

この機能、ボールとピンフラグのアイコンが出ますが、ボールとピンフラグの距離だけでなく、「バンカーと池」とか「ヤード杭とグリーンエッジ」とかでも計測が可能でした。

小さなボールを計測できる?

以前から思っていたことですが、ボールアイコンが点滅して「ボールを計測してください」となるのですが、はたして離れたところにある、小さなボールを簡単に計測できるのか?ということ。しっかりターゲットとして捉えられるかということですね。

LaserFITで実際に計測を行ってみると、ボールを計測する時に、計測ボタンを押したままボールになぞるようにすると、自動でボールを捉えてバイブレーションで計測完了をしらせてくれました

ピンフラグも同様で、ピンを優先的に計測するピン・トレーサー機能が作動するようです。ボールの場合、ボール・トレーサー機能とでもいうのでしょうか。これは非常に楽です。

これが、例えばバンカーと池とかの距離を測定するとなると、ピン・トレーサー機能は働かず、単発測定での計測となるようです。

他にも、ボールではなく、白いもの(ゴミのような)でもボールとみなしてピン・トレーサー機能が働くようです。細い樹木でも自動でピンフラグと認識してくれるようです。

これは良くできた機能だなと思わず感心してしまいました。

これが、黄色とかピンクのボールだとどうだろうか?今回は検証できなかったので、次回に。

小型軽量は使いやすいか?

最近、多くのメーカーから小型軽量のレーザー距離計が登場していますが、実際のつかい勝手はどうなのか。軽ければ軽いほどいいのか?という点。

プロモーションとかYOUTUBEの動画などで、小型軽量のモデルを片手に持って簡単に計測しているような画像や動画がありますが、実際はそんな簡単ではないです。

やはり本体の軽さから手振れはありますし、ピンフラグのように細いターゲットを捉えるとなると、慣れないうちは難しいかもしれません。

やはり、100グラム前後のレーザー距離計だと両手をそえて計測するようになりますね。

個人的にですが、計測の容易さという面では、200~250グラムくらいのレーザー距離計がいちばん計測しやすいかなと思います。

小型ということでのメリットはラウンド中の移動、持ち運びですね。

このサイズ感です。

しっかりしたハードケースも付属していますが、ケースに出し入れするよりもパンツやジャケットのポケットで出し入れする機会の方が圧倒的に多いと思います。

この日、ハードケースをベルトループに下げていたのですが、ほとんど使わなかったですね。出し入れはほとんどポケットにしていたほどです。

カードサイズとはいえ、厚みがあるので、それなりに存在感はありますが、ポケットなどに入れても全く気にならないほど。逆に落としても気づかないのでは?と思うくらいです。

最後に

ギャラリーも増えてきたので早めに切り上げましたが、

3点間距離計測の「Ball to Pin」機能については、思っていた以上に使いやすく便利な機能だと思いましたね。おそらく、この先、多くのレーザー距離計に搭載されていくかと思います。

レーザー距離計の本体重量は軽ければ軽いほど良いとは限らないというのがわかったし、

逆に、本体のコンパクトさはについては、ショット時やポケットからの出し入れ、ラウンド中の移動などに、まったく気にならないといったメリットも分かった日でもありました。

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