
他にはない機能をもったレーザー距離計
少し前のレーザー距離計の機能といえば、目標物にレーザーを照射して距離を計測するだけだったのですが、最近では距離を計測するだけにとどまらず、様々な機能や特徴をもったレーザー距離計が登場してきました。
例えば・・
- 高低差計測&打つべき推奨距離
- 本体の小型軽量化
- GPS機能搭載
- 計測範囲の増大
- ピンシーク機能&ジョルト機能
- OLEDディスプレイ
- マグネット搭載
などなど・・・
これらの機能も、ここ数年で搭載された機能です。
今回は、他のレーザー距離計にはない、特化した機能や特徴を持つレーザー距離計を見てみようと思います。
GPS機能を搭載したレーザー距離計
特化した機能をもつレーザー距離計の最たるものがGPS機能を搭載したレーザー距離計でしょう。
2022年8月現在、レーザー距離計にGPSゴルフナビの機能を搭載したモデルは、ボイスキャディとガーミンからリリースされています。
img | メーカー | モデル名 | 発売日 |
---|---|---|---|
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ボイスキャディ | ボイスキャディ SL2 | 2021年10月 |
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ガーミン | ガーミン Approach Z82 | 2020年4月 |
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ボイスキャディ | ハイブリッドGPSレーザーSL1 TourGold | 2019年11月 |
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ボイスキャディ | ボイスキャディ GL1 | 2019年9月 |
ガーミンのZ82はファインダー内にコースレイアウトを表示。

ボイスキャディのGL1はファインダー内にGPSで計測した距離を表示

ボイスキャディのSL1はファインダー下に数値で距離を表示

最新のボイスキャディSL2ではファインダーに腕時計型のGPSゴルフナビを埋め込んだような外観となっています。


このように、ひとくちにGPS搭載レーザー距離計といっても、その表示方法など様々なバリエーションがあります。
特にボイスキャディ SL2にいたっては、今現在発売されているGPSゴルフナビの最先端機能が搭載されています。
- タッチパネル
- 3点間距離表示
- コースビュー
- グリーンビュー&アンジュレーション
- アクティブグリーン
- 高低差&推奨距離
etc.
レーザー距離計とGPSゴルフナビ、どちらを選ぶとか、どちらを使うかなどと迷うことなく、双方の最先端機能を搭載してしまったというモデルです。

【関連記事】
最大計測距離が長いレーザー距離計
今現在販売されているレーザー距離計の最大計測距離というのは大体800ヤード前後から1300ヤードが主流です。
日本のゴルフ場の場合、ロングでも500~600ヤードですから800ヤードも1000ヤードも計測することなんか無いのでは?と思うのですが、この最大計測距離というのが結構大事。
最大計測距離についてはこちらの記事を参考に。
当サイトで紹介したレーザー距離計で、最大計測距離が長いモデルをピックアップしてみます。
img | メーカー | モデル名 | 発売日 | 測定範囲 |
---|---|---|---|---|
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レーザーアキュラシー | PINPOINT Professional Slope-2 | 2022年2月 | 10~2000yd |
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レーザーアキュラシー | PINPOINT Professional Slope-1 | 2020年1月 | 10~1700yd |
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ブッシュネルゴルフ | ピンシーカースロープ プロX7ジョルト | 2014年2月 | 5~1600yd |
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ブッシュネルゴルフ | ピンシーカーTEプロX7ジョルト | 2014年4月 | 5~1600yd |
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NIKON | COOLSHOT 40i GII | 2020年9月 | 8~1600yd |
計測範囲に関しては、以前ならブッシュネルのレーザー距離計が中心でしたが、2020年になってからレーザーアキュラシーの『PINPOINT Professional Slope-1』が最大1700ヤードとなって登場。2022年には同じレーザーアキュラシーの『PINPOINT Professional Slope-2』が最大2000ヤードとなってバージョンアップしています
小型軽量モデル
最近、新たにリリースされるレーザー距離計の特徴の一つとして『小型・軽量』のモデルが多くなってきました。
幅x高さx厚みの体積で小さい順にしたベスト5です
img | メーカー | モデル名 | 発売日 | 幅x高さx厚み | 体積 |
---|---|---|---|---|---|
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ショットナビ | Laser Sniper nano(レーザースナイパー ナノ) | 2021年12月 | 91x73x37 | 245.8 |
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ゴルフバディ | ゴルフバディ GB LASER atom | 2021年11月 | 112x70x36 | 282.2 |
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GOLFZON | CaddyTalk minimi キャディトーク ミニミ | 2020年7月 | 112x70x36 | 282.2 |
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GOLFZON | CaddyTalk minimi LT キャディトーク ミニミ LT | 2021年9月 | 99x75x48 | 356.4 |
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ショットナビ | Voice Laser Red Leo(ボイスレーザーレッドレオ) | 2021年12月 | 99x75x48 | 356.4 |
小型軽量の大きなメリットは、プレー中の持ち運び。最も小型モデルのショットナビの『Laser Sniper nano(レーザースナイパー ナノ)』などはクレジットカードと比べると、その小ささに驚くほどです。

デメリットとしては、計測ボタンを押したときの手ブレ。軽量のモデルの弱点というか、軽すぎて扱いづらいという面もあります。
それでも最近ではピンシーク機能の精度が増して、さほど手ブレを気にすることもなくなってきたなと思います。
【関連記事】
2色OLEDディスプレイ
従来の LCD(黒色表示)から最近ではOLEDディスプレイを採用するレーザー距離計が登場しました。
OLEDは自発光型のディスプレイのため、周囲の環境に左右されることなく、見やすい表示となっています。
赤緑の2色OLEDディスプレイを搭載しているのは以下の2機種
炎天下や夕暮れでも、周囲の環境に合わせて明るさも6段階に調節が可能となっています。

実際に夕暮れ時の遠くが見えづらい時でもはっきりと計測文字が確認できます。


以上、「普通のレーザー距離計では物足りない」という方?に、他にはない特化した機能・特徴をもったレーザー距離計をまとめてみました。